島村楽器 イオンモール札幌平岡店 シマブロ

島村楽器 イオンモール札幌平岡店スタッフによるイベント情報やお知らせなどを発信するブログ(シマブロ)です。

【川口千里ドラムセミナーレポート】~北の大地に手数姫降臨!!~

大盛況のもと終了しました「ビギナーズ倶楽部 特別篇 川口千里ドラムセミナー 2017.11.12」レポートいたします!!

f:id:shima_c_sapporo-h:20171113005200j:plain
3、2、1、ワー!! イオンモール札幌平岡店ドラム担当の石橋です。
いきなりセミナー終了後の集合写真からスタートしますが、いかに充実した素晴らしい内容だったかはご参加頂いた皆さんの表情から伝わると思います!!

川口千里さんの超絶デモ演奏あり、機材の選び方やためになる練習方法レクチャーあり、Q&Aコーナーあり、10秒間の悶絶アトラクション(!?)あり、と盛りだくさんの内容を当店シマブロ史上最大のボリュームでレポートいたします!!
どうか最後までお付き合いくださいませ!!

セミナー開演前の様子

f:id:shima_c_sapporo-h:20171113013056j:plain
開場10分前、既に長蛇の列が。「行列の出来るセミナー」、そうそうありません!!

f:id:shima_c_sapporo-h:20171113013504j:plain
開場後、早くも前列は一杯に!このステージとの距離感もセミナーならではですね!!

いよいよセミナースタート!!

コール後はふんわりした雰囲気で登場した川口千里さんですが、ドラムセットに座り演奏が始まった瞬間に・・・

f:id:shima_c_sapporo-h:20171113014104j:plain
世界のカワグチに変身!!変拍子のオリジナル曲を滑らかなアプローチかつ、1打1打魂の籠った力強い音に乗せて演奏頂きました。

機材紹介

f:id:shima_c_sapporo-h:20171113015733j:plain
ファーストインパクト冷めやらぬまま、オープニングトークを挟み、千里さん愛用のヤマハドラムセット(YAMAHA Absolute Hybrid Maple)の紹介に移ります。今回は2タム1フロアのシンプルなセットですが、表現の幅を広げる為に3タム2フロア仕様での演奏も多いそうです。

セミナー使用ドラムセット
YAMAHA Absolute Hybrid Maple(カラー:PCS)
バスドラム:22”×16”
タム:10”×8”、12”×9”
フロアタム:16”×15”
スネアドラム:14”×5.5”
※スネアドラムのみレコーディングカスタム(ステンレススティールシェル)を使用

f:id:shima_c_sapporo-h:20171113021417j:plain
Zildjianシンバルについても解説頂きました。普段シンバルはKコンスタンチノープル(限られた熟練職人のみ製造が許されたOLD K Zildjianを再現したシリーズ)中心のセットで組むことが多いそうですが、今回用意したK Zildjianもその万能さから、歌もの等アンサンブル状況に合わせて使い分けているそうです。

セミナー使用シンバル
ハイハット:K Zildjian 14” Hi Hat 上下
ライド:K Zildjian 20” Ride
クラッシュ:K Zildjian 16”&18” Dark Crash Medium Thin
チャイナ:K Zildjian 19" China
エフェクト:FX 10” Trashformer

スネアドラム解説

f:id:shima_c_sapporo-h:20171113161507j:plain

まずは木胴3機種をご紹介。画像左から
・LNS1455EWS ライブカスタム(オークシェル) 14"X5.5"
・AMS1460JGS アブソリュートハイブリッドメイプル(メイプル+ウェンジシェル) 14"X6"
・SBS1455RB ステージカスタム(バーチシェル) 14"x5.5"

f:id:shima_c_sapporo-h:20171113163006j:plain
続いて金属胴3種。画像左から
・RRS1455 レコーディングカスタム(ブラスシェル) 14"x5.5"
・RLS1455 レコーディングカスタム(ステンレススティールシェル) 14"x5.5"
・RAS1455 レコーディングカスタム(アルミシェル) 14"x5.5"

全6台、シェル材の違いによるサウンドの特徴を実演を交えながらわかりやすく説明頂きました。
「同じ人が同じピッチでチューニングしたスネアドラム」を比較する事で違いがとても良く分かり、好みの1台を見つけやすくなりますね!!

家に帰ったら「あれ、アルミってどんな音だっけ・・・?」というのがセミナーあるあるですが、金属胴を「アルミ⇒1円玉、ブラス⇒5円玉」と分かりやすく紹介し、その後サウンドを聴いていただき「見た目と特徴をイメージで結びつける」記憶テクニックをさりげなく組み込むあたり、千里さん流石です!!

ちなみに以前、神保彰さんはこの金属胴3台をビール(のどごし・キレ・芳醇など)で例えていらっしゃいました。。。

キックペダル解説

f:id:shima_c_sapporo-h:20171114012916j:plain
ペダルの駆動方式(チェーンドライブ・ダイレクトドライブ・ベルトドライブ)による違いを説明するために用意したペダルはコチラ!!

f:id:shima_c_sapporo-h:20171117160944j:plain
画像左から
・FP9500C (チェーンドライブ)
・FP9500D(ダイレクトドライブ)
・FP720 (ベルトドライブ)

チェーンドライブ
「クセが少なく調整いらずで馴染んでくれるのがメリット。ペダルを持ち込めない場合はダブルチェーン(チェーン2本使用し安定感とパワーがUP)を使うようにしています。」
ダイレクトドライブ
「クセが強く、はじめは踏みにくかったのですがセッティングが決まればバッチリ。リバウンドを利用した連打が楽になる。おススメです!!」
ベルトドライブ
「クセは少な目。程よい音量が出しやすい為、JAZZを演奏するのにも向いていると思います。」

参加者の方の多くはチェーンドライブを使用されているようでしたが、千里さんはチェーンドライブ → ダイレクトドライブというペダル遍歴だそうです。

さらには、
「ペダルがその日のグルーヴに最も関わってくるので、持ち込みが少ない現場でもペダルだけは自分のを持っていきます」
とMYペダルの重要性を強調していました。

イスの高さ・座り方について

f:id:shima_c_sapporo-h:20171114020216j:plain
千里さんが演奏する時のイスの高さは、膝が水平の位置から少し下がるくらいです。
体重が無い分、パワーをどう補うかを考えた結果「ペダルをけとばす」ような奏法になり、その為には脚が下っていく位が踏むのに丁度よいとの事で現在の高さになったようです。
また、ツインペダルを多用するのでシートの端ギリギリを浅めに座るとの事です。

姿勢についてですが、

f:id:shima_c_sapporo-h:20171117163643j:plain
「猫背」でも「背筋ピーン」でもなく、

f:id:shima_c_sapporo-h:20171117163927j:plain
ラックスできる「その中間くらい」との事です。
ドラム演奏に大きく影響するイスの座り方。皆さんはどのように座っていますか?

スティックについて

f:id:shima_c_sapporo-h:20171117165529j:plain
川口千里シグネチャースティックのご紹介。
千里さんの師匠でもある菅沼孝三さんのシグネチャースティックをベースに、手汗をかいた時でもすべりにくいDIP加工(スティックの持ち手部分にラバーコーティングが施されている)を採用。

f:id:shima_c_sapporo-h:20171109113019j:plain
バランスポイント(スティックを持つときの支点)を変化させながら演奏する千里さんにとってこの仕様は、大きな音量を出すためにグリップエンドぎりぎりのポジションでもすべらず、「スピード+スティックの重さ+遠心力」を効率よく使ったパワープレイにも向いているそうです。

加工(塗装)前のスティックの仕様は師匠のモデルとほぼ同じ、との事で「ラバーコーティングが破れてきたら菅沼孝三モデルに・・・」という噂は本当でした!!

再びデモ演奏

f:id:shima_c_sapporo-h:20171117172453j:plain
今度はハードなアニソン曲を披露。
今回の参加者層に合わせて急遽演奏曲を変更頂きましたが、要所要所の「決め」も手数多めのフィルインの合間をぬいながら気持ちよすぎる程ビシビシ決まっていきます!!
曲中はツインペダルでのプレイも多く、ステージ中央にセットされたプロジェクターで足元もバッチリです!!

f:id:shima_c_sapporo-h:20171119001251j:plain
ツインペダル演奏時は、ペダルのボード真ん中あたりをまさに「蹴っている」ような踏み方をされていました。
一見華奢な千里さんのバスドラムサウンドがとてもパワフルなのは、スティックでの奏法と同様に、「スピードと脚の重さ」を効率よく使う為に取り入れたこの奏法に秘密があるように思えました。

電子ドラムのご紹介

f:id:shima_c_sapporo-h:20171119003619j:plain
デモ演奏の後は、ステージ下手にある電子ドラム「DTX582KFS」のご紹介です。
千里さんがドラムを始めるきっかけとなったのは、分解マニアのお父様がその欲求を満たすために(?)、「子供へのプレゼント」と称して地元の島村楽器でセール品となっていたDTXを購入されたのがきっかけだそうです。
それでドラムに興味を持ち始め、レッスンにも通うようになり現在に至る(省略しすぎでスミマセン)のですが、現在も練習でDTXを使用することがあるそうです。そんなDTXの特徴を説明する前に・・・

f:id:shima_c_sapporo-h:20171119004901j:plain
今回セミナー用としてDTXのシンバルパッドの代わりにセットされた、Zildjian社が開発したAE(アコースティックエレクトリック)シンバル「GEN16」のご紹介です。
無数に空いた穴の効果で、通常のシンバルに比べ音量を70%以上カットしたという制音シンバルの下にピックアップを取り付け、そこからシンバルプロセッサーに接続し、DTXモジュール音源のサウンドとミックスするという使い方をしています。
f:id:shima_c_sapporo-h:20171119010352j:plain
もともと生のシンバルの音をマイクを通じて増幅&エフェクト掛けをしているので、従来のシンバルパッドよりも表現力が圧倒的に増すこの「GEN16」、スプラッシュやチャイナのラインナップも発売中です。
シンバルを叩くたびにピックアップのライトの色が変化するので、とってもステージ映えしますね!!

DTX活用法について

ケータイなどの音楽プレーヤーと接続し、好きな曲とあわせて演奏出来る機能は電子ドラムならではの使い方ですが、実演のまえにケータイを取り出すと・・・

f:id:shima_c_sapporo-h:20171119014640j:plain
事務所の社長さんから連絡が入っていたのを確認。
あとでお話を伺ったところ、北海道みやげ購入の業務指示だったそうです(笑)

そして実演!!

f:id:shima_c_sapporo-h:20171119015335j:plain
そして今回ケータイとつなげて演奏するのは動画サイトでも有名な「あの曲」!!
7年前の演奏も世界中を感動と興奮の渦に巻き込みましたが、「キレ」と「パワー」がさらにUPした今の演奏を生で観れて、参加者の皆さんも私も非常にラッキーな瞬間でした!!

DTX練習機能の紹介

f:id:shima_c_sapporo-h:20171119012406j:plain
そして、先生(菅沼孝三さん)著による「エレクトロニック・ドラム活用術」を紹介しながら、千里さんおススメの練習機能「リズムゲート」を使って実際に演奏して頂きました。

f:id:shima_c_sapporo-h:20171119012928j:plain
クリックのタイミングから少しでも外すと音が出ない!!演奏後には採点もしてくれます。
結構シビアなのですが、千里さんの得点・・・94点!!開場からも「おお~」という声が。
内蔵曲に合わせてこの機能を併用する事が出来るのもDTXならでは。
事前に配布した楽譜に忠実な演奏にトライ!!
・・・タイミングはバッチリでも90点!(ついつい何か入れてしまう千里さんでした)

f:id:shima_c_sapporo-h:20171204204256j:plain
しかも今回のセミナーでは足元カメラの他に頭上カメラも用意する事で、千里さんのドラミングを多方向からチェック出来る、という試みも実施しました。
演奏中、参加者の皆さんの目線は本人とモニターを行ったり来たりとなりますが、より体の動きがわかりやすくなる仕掛けでした!!

質問コーナー

f:id:shima_c_sapporo-h:20171119021817j:plain
セミナーもいよいよ終盤!
セミナー開始前に参加者の皆さんにご記入いただいた質問にお答え頂きました。その一部をご紹介いたします。
川口千里さんの回答につきましては、発言内容をそのまま掲載している訳ではなく、石橋が要約・編集したものになります。ご了承下さい。

Q:ドラム演奏を楽しいと思える瞬間は?
A:昔は「ほめられたとき」。今はミュージシャンとのセッションで、その環境や演者によって「展開が変わる瞬間」が楽しい ⇒ 音楽をツールにして、言葉が通じなくても気持ちが通じ合える瞬間が楽しいと思えるようになった。

Q:ドラムセットを使わずに出来る練習方法は?
A:ドラムにすわった後の効率を良くする為のイメージトレーニング。
どうゆう手順だったら上手くいくか ⇒ シンバルを右手で叩くにはこのフレーズ・・・などイメージし、その後実際にやってみる。

Q:ドラムを演奏する上で一番大切にしている事は?
A:演奏中、常に電波を発しながら他の楽器に反応してく事。それにより他の楽器にも影響を与え、相互作用を生み出す。コミュニケーションを遮断するのは一番悪い事だと思う。

悶絶!!ファストブラスト大会開催

f:id:shima_c_sapporo-h:20171126203945j:plain
Q&Aコーナーも終了し、最後にもう1曲デモ演奏を・・・という流れが従来のドラムセミナーですが、川口千里さんのドラムセミナーはここからがメインイベント!?

制限時間内にどれだけ激しく叩けるかを競うDTXの練習機能中、最もゲーム性が高い「ファストブラスト」。まずはお手本として千里さんがチャレンジ!!

f:id:shima_c_sapporo-h:20171126210602j:plain

結果は・・・

5万2260点!!

5万点の基準がよく分からない状況でしたが、とにかく凄い!!
(高得点の為に)大人げない演奏をした、とのコメントですが、この記録を超える挑戦者は現れるのでしょうか!?

そして「次はイベント担当者、出てこいや~!!」※千里さんはもっとソフトに言ってます
という流れとなり、私イシバシもステージに。
まな板の上の鯉、とはこの事を言うのですね。
この後、ショックのあまり記憶も曖昧で確か2万点台だったかと思います。。。

今回、参加者の方からは4名チャレンジ頂きました。
最も高得点だったのは・・・

4万6459点を叩き出したSさん、おめでとうございます!!

ツインペダルを駆使したハードなプレイが功を奏し、なんとセミナー参加者史上歴代1位のハイスコア!!千里さんもヒヤッとする瞬間だったと思います。

そして最後にもう一曲!!

f:id:shima_c_sapporo-h:20171126213956j:plain
これで本日の演奏は見納めと思うと残念ですが、軽快なリズムでセミナー最後に相応しいナンバーでした!

セミナー終了後のサイン会の様子

セミナー本編終了後は、参加者の皆さまと記念撮影を行い、その後サイン会を実施しました。
f:id:shima_c_sapporo-h:20171204192601j:plain

1人1人、とても丁寧に対応されている千里さんが非常に印象的でした。

f:id:shima_c_sapporo-h:20171204192733j:plain
お店用のサインも頂き当店スタッフと記念撮影もしました!!

f:id:shima_c_sapporo-h:20171204194955j:plain

おしまいに

f:id:shima_c_sapporo-h:20171204193144j:plain

セミナーにご参加頂いた皆様、ありがとうございます!!今後の音楽人生がより良いものとなるよう願っております。そして千里さん、ヤマハスタッフさん、素晴らしいコンテンツをご提供頂きましてありがとうございます!!

頂いたサイン入りヘッドと使用済みスティックは当店ドラムコーナーにて展示しております。是非ご来店の際はチェックしてみて下さいね!!

最後までご覧いただきありがとうございます!!
以上、ドラム担当石橋でした。

もっとみる

© Shimamura Music All rights reserved.